初出:文藝春秋1945(昭和20)年10月1日
参考:ウィキペディア(Wikipedia)
マンハッタン計画 日本の原子爆弾開発
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戦争のことに関する本で「夜と霧」がありますね。
有名な本ですので、私が言うまでもないのですが、著者は(おそらく精神科医だったと記憶していますが)アウシュビッツに収容所され、その時のことを書いたものです。
随分前に読んだのですが、特に感銘を受け忘れられない箇所があります。
このような状況下にも関わらず、神の創造物と通わせる心は生きていたんだということに深く感銘を受け、慰められました。
心の内に光がなければ、外の光を感知することはできません。
私たちが、心の中の光を見出すことが出来れば、どんな状況でも光の方向へ進むことができると思うのです。
以下、引用
「夜と霧」ヴィクトール・E・フランクル より
あるいはまた、ある夕べ、わたしたちが労働で死ぬほど疲れて、スープの椀を手に、居住棟のむき出し土の床にへたりこんでいたときに、突然、仲間がとびこんで、疲れていようが寒かろうが、とにかく点呼場に出てこい、と急きたてた。太陽が沈んでいくさまを見過ごさせまいという。ただそれだけのために。
そして、わたしたちは、暗く燃えあがる雲におおわれた西の空をながめ、地平線いっぱいに、鉄色から血のように輝く赤まで、この世のものとも思えない色合いでたえずさまざまに幻想的な形を変えていく雲をながめた。その下には、それとは対照的に、収容所の殺伐とした灰色の棟の群れとぬかるんだ点呼場が広がり、水たまりは燃えるような天空を映していた。
わたしたちは数分間、言葉もなく心を奪われていたが、だれかが言った。
「世界はどうしてこんなに美しいんだ!」